豊中の自然豊かな隠れ里山、「島熊山」を探検!

初回の「待兼山」に続き、今回も豊中の里山、「島熊山」をぷらっと訪ねてみました。

島熊山は由緒ある自然豊かな里山で、「万葉集」でも次のように詠まれています。

「玉かつま島熊山の夕暮れにひとりか君が山道(やまじ)ゆらむ」

現代文に訳すと、「夕暮れの島熊山で、あなたは山道を一人で越えているのだろうか。」

旅立った夫を思う妻の歌ともいわれています。

とよな

「万葉集」って何や?

ちさと

「奈良時代」に作られた、日本最古の歌集だよ。

目次

バス停から島熊山へ。

スタート地点は、最寄りのバス停「豊中不動尊前」。

「島熊山」は、ここからわずか徒歩2分の距離に位置します。

この日の気温は摂氏35度!めちゃくちゃ暑い!

写真右の小道が、島熊山への入り口です。

すぐそばには看板が立っていますが、文字はありません。

さらにその近くには何やら石碑が。

写真では草に覆われて一部しか見えませんが、そこには「豊中市立婦人会館」と記されています。

とよな

この看板、なんて書いてあったんやろな。

ちさと

この先に進めばわかるかもね。

フェンスに囲まれた坂を上ります。

坂を登りきると開けた場所に出ました。

左手にはさらに奥へ続く道、中央には階段と閉ざされたフェンス、右には森の入口が見えます。

なんてことのない駐車場ですが、どこか非日常を感じる不思議な空間です。

とよな

何やここ!
冒険のにおいがプンプンする!!

ちさと

車止めのポールが立ってたから、今は使われていない駐車場かな?

森を探検!

まずは森の探検です

フェンスの開いた場所から入って間もなく、案内板が。

ちさと

案内板の横の箱、何か入ってる?

とよな

空っぽや!

案内板によると、この場所はかつて開発予定地だった森を、豊中市が大阪府から都市緑地として譲り受けたとのことです。

「キツネ」「タヌキ」も生息しているそうで、今もなお自然が息づいていることがうかがえます。

とよな

うおーっ!!
キツネ会いたい!!タヌキ会いたい!!

ちさと

日中に会うのは、なかなか難しいかもね。

「タヌキかキツネに会うまでは帰らんぞ!」と気合を入れて散策開始。

それにしても、まさか住宅地の真ん中にこんな自然豊かな場所があるとは・・・。

とよな

よっしゃ!
キツネ、ゲットだぜ!!

ちさと

ポケモンじゃないんだから・・・。

とよな

なんか、真夏やのに涼しい感じがするな。

ちさと

車の音とかも聞こえないね。

しばらく歩くと、案内板がありました。

この辺りから分かれ道になるようです。

ちさと

どう進む?

とよな

せやなぁ・・・
まずは「古池」まで行って、そのまま道なりに迂回して「見晴らしがよい」ってところを目指すルートで行こか!

森の奥地へ。

森の奥へ進む道は、下り階段になっていました。

しかも道中足元は悪く、何度もつまづきながら進むハメに。

ちさと

注意して歩かないと、転倒しそうになるね。

とよな

イテッ!
セミが頭に当たった!

とよな

なんか「もののけ姫」に出てきそうな雰囲気やな。

ちさと

コダマがいても違和感ないよね。

とよな

立派な木やなぁ!
樹齢何年なんやろ。

ちさと

100年ぐらい行ってるのかなぁ。

カブトムシバトル!

角を突き合って対峙するカブトムシ。右にいるのはメスの個体です。

ふと足元を見てみると、カブトムシのバトルが!

そばにいるメスを巡っての争いでしょうか。

まさかの天然のカブトムシ相撲が見られて、筆者もとよなも大興奮です。

とよな

行けーカブト海!!
カブト山もがんばれ!!

ちさと

どっちがどっち?

決まった、カブト山の一本背負い!!

しかし、ひっくり返されたカブト海もまだまだ負けず、執念深く挑み続けていた姿は生命力そのもの。

森の中では他にも昆虫やトカゲなどが見られ、まさに「生きている博物館」です。

とよな

ワーワー
やんややんやー

ちさと

左のがカブト山だったのか・・・。

森の奥地、「古池」に到着!

カブトムシ相撲を堪能した後、しばらく歩くとフェンスを発見

おそらく「古池」を囲むフェンスだと思われます。

得てして、森の奥地に到達です!

ちさと

見える?

とよな

全然見えん・・・。

とよな

ちょっと移動しよ。

ちさと

こうなったら、もはや道とは言えないよね・・・。

池の脇を歩いてやっとその姿を拝むことができました・・・。

森の最深部、「古池」です。

この写真を撮っている時に、聞いたことの無い動物の鳴き声が聞こえましたが、何か生息しているのかな?

そしてあの四角い浮島みたいのは何だ?

謎の多い池です。

とよな

この池、かつては「鬼ヶ谷池」と呼ばれていたらしいし、もしかするとあの浮島には鬼討伐のための伝説の剣が・・・

ちさと

ポンプ施設じゃないの?

ちさと

・・・・・・
それにしても、なんかむずがゆくない?

とよな

ウチも、なんか身体中がチクチクするような・・・

ちさと

ギャーッ!!
蚊!!蚊がスゴい!!

とよな

退却!!
退却やーっ!!

森の奥は水辺が近いせいか、蚊がめちゃくちゃ飛んでました。

ひっきりなしに首元やら腕やら足やらを狙って飛んでくるので、身体中をペシペシ叩きながら歩くハメに。

傍から見れば、何してんだアイツと思われるかも知れません。

見晴らしがよいスポットへ。

蚊の猛攻に屈して古池から退却し、先ほどの案内板付近まで戻ってきました。

気を取り直して、次は「見晴らしがよい」スポットへ向かいます。

とよな

首元から、腕から足からボッコボコ。

ちさと

虫よけスプレー持ってくるべきだったね・・・。

木々の間から、ふと視界が開ける場所に出ました。

どうやらここが「見晴らしがよい」スポットのようです。

方角は南向きで、遠くには「梅田スカイビル」らしき建物も見えました。

とよな

いよ~、絶景かな、絶景かな!

ちさと

淀川花火大会なんかもよく見えそうだね。

島熊山の不思議スポット

謎の遺跡

さて、先ほどの古池もそうですが、島熊山では時折不思議な場所に出会います。

見晴らしのよい場所からそのまま進んでいくと、右手に有刺鉄線が張られたフェンスが現れました。

緑豊かな風景の中に、少し違和感のある光景です。

道の突き当たりは、階段になっていました。

この階段を下りると「緑丘」の住宅地へと出ます。

では、階段の上には何があるのでしょうか。

とよな

うおーっ!!
謎の遺跡!!

ちさと

何かの廃墟かな?

階段の上には、フェンスに囲まれた無機質なコンクリートの施設

錆びれた外灯に扉、よく見ると白い装置のようなものも見えます。

有刺鉄線の張られたフェンスと厳重に施錠された門に阻まれ、当然ながら中に入ることはできません。

とよな

くそ~、「さいごのかぎ」さえあれば・・・。

ちさと

入っちゃダメだよ。

とよな

「アバカム」!!「アバカム」!!

ちさと

ダメだって。

自然にそぐわぬ異質な光景に、筆者もとよなも魅入ってしまいました。

こうした「好奇心」をくすぐる場所が点在しているのも、島熊山の魅力のひとつです。

謎のほこら

来た道を戻り、駐車場まで帰ってきました!

それでは、まだ行ってない場所にも行ってみましょう!

まずはこの意味深に設置された階段!

上の施錠された扉の先には、いったい何があるのでしょうか。

とよな

うおーっ!!
謎のほこら!!

ちさと

ほとんど植物に覆われちゃってるね。

とよな

くそ~、この扉も開けられへん!
「アバカム」!「アバカム」!

ちさと

いちいち入ろうとすな!

とよな

でも、あのほこらで何かすると、きっと幻のポケモンが・・・。

ちさと

公衆トイレか何かじゃないの?

謎の館

それでは最後に、この小道を歩いてみます。

手すりや点字ブロックが設置されており、歩きやすく整えられた道になっています。

この先には何があるのでしょうか。

とよな

ちさとは「ロマン」っちゅーもんをわかっとらんのとちゃうか!

ちさと

冷静に分析してるんじゃん。

とよな

おお!!
「もりのようかん」!

ちさと

洋館でもないでしょ。

道の先には謎の館。

しかしこの場所がもともと何だったのかは、はっきりしています。

「旧千里少年文化館」。

もともと「婦人会館」として開設され、その後は子どもたちの学びや体験の場として利用されてきました。

しかし2021年に役割を終え、今は静かな森の中にその姿だけが残されています。

とよな

当時はここで、どんなことをやってたんかなぁ。

ちさと

自然観察とか採集した木の枝で工作とか、里山ならではの体験学習の場だったのかも知れないね。

とよな

せっかく里山のふもとにあるんやし、いつか再利用とかされるとええな。

散歩を終えて。

残念ながらタヌキやキツネには会えませんでしたが、カブトムシ相撲に、頂上からの景色、そして不思議な場所の数々と、少年時代の冒険心を思い起こさせるような散歩となりました。

「島熊山」は、都市開発が進む現代にあって、今もなお残されている貴重な里山です。

これからも、この風景が変わらず守られていくことを願うばかりです。

とよな

とにかく虫よけスプレー買いに行くで!
ちさと!

ちさと

今さら買うの?

アクセス、散策時の注意点など

島熊山(島熊山緑地)

所在地

大阪府豊中市新千里西町2丁目7

地図
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この記事を書いた人

大阪府豊中市在住。
散歩がてら地元の魅力を発信しようと、ブログ執筆を始めました。

無理しないよう、ゆるく活動しています。

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