明日です。
この度、豊中市について学習すべく豊中市立郷土資料館「とよみゅー」へ行って来ました!
豊中市立郷土資料館「とよみゅー」について

「とよみゅー」は、庄内栄町5丁目にある、豊中市の文化財を常設展示している博物館です。
館内を巡れば、豊中市の歴史を楽しく学ぶことができます。
今回は、その「とよみゅー」で出会った豊中市の魅力あふれる歴史についてご紹介したいと思います。
豊中の古代
マチカネワニと共存していた?巨大生物。

「マチカネワニ」と同じ時代に生きていたとされる「トウヨウゾウ」。
案内板によると、昭和8年に蛍池のあたりでその化石が発掘されたそうです。
豊中市といえばマチカネワニが有名ですが、実はほかの古代生物の化石もしっかり見つかっているんですね!
もともと中国に生息していたトウヨウゾウが、日本でも化石として見つかったことで、かつて日本列島はユーラシア大陸と地続きだったことが分かったといいます。
とよな豊中では、恐竜の化石とか見つかってへんのか?



豊中じゃ見つかってないけど、この近くだと兵庫県丹波市で「丹波竜」って言う恐竜の化石が見つかっているよ。
桜塚古墳群に見られる、有力な豪族。


豊中市に残る 桜塚古墳群。
古墳時代中期の初めに築かれた「大塚古墳」や「御獅子塚古墳」からは、当時としては他の地域には見られない最新の鉄製武具が大量に出土しています。
このことから、この地域の有力者は ヤマト政権と密接なつながりを持っていたのではないか と考えられています。
🤔なぜ当時の豊中が有力だった?
流通手段として水運が利用されていた当時、付近に「淀川」や「猪名川」が流れていた豊中は、交通の要所として大きな役割を果たしていたそうです。
このことからヤマト政権からも重要視され、軍事的な庇護や資源供給の恩恵を受けながら強力な地位を築いたと考えられます。



もしかして豊中が台頭していたこの時代って、「ヤマタノオロチ」が出てくる「ドラクエ3」の時代か!



卑弥呼が登場するから、ドラクエ3の時代はもう150年ぐらい前じゃないかな、多分。
豊中の中世
戦国時代の波にもまれた原田氏


かつて豊中市にあったとされる 「原田城」。
その城主だった「原田氏」は、記録が少なく無名の存在で、その人物像はいまだ謎に包まれています。
🤔原田氏はどんな人物だったのか?
原田氏は鎌倉時代にはすでに有力者として頭角を現しており、原田城もその頃に築かれたようです。
時は流れ戦国時代。
「細川氏の内紛」に巻き込まれ、1547年には「細川晴元軍」に攻められて落城。
その近日の日付が記された「原田右衛門尉墓塔」が見つかっていることから、この戦いで当時の当主は命を落としたと考えられます。
しかし一族はそこで途絶えることなく家督を継ぎ、1578年の「有岡城の戦い」では、「織田信長」方として「荒木村重」と戦いました。
このとき原田城は攻城戦の拠点とされ、なんと「中川清秀」や「古田織部」といった名将たちが配置されたとも記録に残っています。
脇役ながら乱世を生きた一族
こうした経緯を見ると、原田氏は大名ほど名を馳せたわけではないものの、戦国の乱世を脇役として確かに生き抜いた一族だったことがうかがえます。
大河ドラマの戦国時代では、「戦国三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)」のような大人物を中心に描かれますが、その陰で必死に生きた原田氏の姿を思い浮かべるのも、なかなか感慨深いものです。



原田城って「大河ドラマ」なんかに出てきたことはないんか?



調べたけど、出てきた記録は見つからなかったね。
でも今後「荒木村重」が登場する作品が制作されれば、もしかしたら登場するかも。
豊中の現代から未来へ
防災への意識確認と、再開発


近年の豊中市では、「阪神・淡路大震災」と「大阪府北部地震」という、2度の大きな震災に見舞われました。
阪神・淡路大震災では、大阪府内で唯一「激甚災害」に指定され、大阪府北部地震の際にも震度5強を観測し、大きな爪痕を残しました。
さらに今後は「南海トラフ地震」の発生も懸念されており、防災への意識を改めて高めていかなければならないと強く感じます。
また、大阪府北部地震の影響で休館していた「千里セルシー」は、いよいよ解体が始まります(2025年9月現在)。
その跡地を含め、千里中央エリアは2032年度の完成を目指して再開発が進められるそうです。
豊中市がより住みやすく、楽しい街へと生まれ変わっていくことを期待しつつ、自分自身もそれまで元気に「ぷらっと豊中」を続けていきたいなと思います!



せんちゅうって、再開発されたら何ができるんや!



オトカリテがあった場所にイオンの大型複合ビルができたり、阪急とセルシーがくっついて大型商業施設になったり、千里阪急ホテルがある場所は公園になるみたいだよ。
詳しくはこれを見てね。



凄!!
こんなんホンマにできんのか?
まとめ
自身は生まれてからずっと豊中市で暮らしていますが、この街についてまだまだ知らないことがたくさんあるのだなと感じました。
同時に「もっと知りたい!」という気持ちも芽生えてきました。
古墳時代や戦国時代など、豊中は歴史の舞台としても重要な地域です。
その時代を生きた人々のドラマは、いったいどんなものだったのか…ますます興味がわいてきます。
これからも豊中市のあちこちをぷらっと歩きながら、小さな冒険を続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
豊中市立郷土資料館「とよみゅー」詳細情報
- 開館時間
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9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
 - 休館日
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・毎週月曜日(その日が祝日の場合、翌平日)
・祝日の翌日(土曜、日曜を除く)
・年末年始(12月29日から1月3日まで)
・その他、メンテナンスなどにより臨時休館する場合あり 
アクセス
- 電車
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・阪急宝塚線「庄内」駅から南西へ約1.3キロメートル
 - バス
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・阪急バス「庄内栄町5丁目」停留所から東へ約100メートル
・阪急バス「島江」停留所から西へ約100メートル
・阪急バス「日出町」停留所から西へ約900メートル - 自家用車
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・とよみゅー敷地内に障がい者専用駐車場1台
・敷地向かい側に専用駐車場あり、詳しくはこちら 
専用駐車場は、曜日や時期によって「豊中市医療保健センター南部診療所」専用となる場合があります。
そのため、できるだけ公共交通機関のご利用をおすすめします。
また、駐車可能台数に限りがありますが、周辺にはコインパーキングもあります。
専用駐車場が利用できない場合は、そちらの利用も検討しましょう。
地図
見学に訪れた際には、警備員さんがめちゃ丁寧に案内してくれました😊
感謝。







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