曇り空のキャンバスに描かれた、植物園の秋|服部緑地都市緑化植物園

前回の「服部緑地」散歩に続き、今回はその中にある「都市緑化植物園」を訪れました。

天気はあいにくの曇り空でしたが、去りゆく秋を感じるため、足を運びます。

植物園は、公園からやや南に外れた位置にあります。

訪れたのは12月1日、月曜日。

自分の休みは月・火曜日であり、火曜日は休園日なので、秋の植物園に来るチャンスは今日がラスト。

雨が降らなくてよかったと、切に思います。

植物園へ続く道。

夏は濃い緑に覆われトンネルのように続くこの道も、晩秋の今は紅や黄色に染まり、葉が落ちて空がよく見えるようになっていました。

冬の訪れと一年の終わりが近づいていることを、否応なく感じさせられます。

植物園に到着!

道を抜けると、年季の入った建物の姿がありました。

昭和58年(1983年)に生まれたこの植物園は、実に42年にわたり人々へ憩いの場を提供してきました。

これから先もなお、変わらず多くの心を癒し続けていくことでしょう。

とよな

壁づたいに水が流れてるわ!

ちさと

水の音が心地いいね!

温室

温室内は、普段見られない植物でいっぱい。

入園料大人220円(中学生以下は無料)を支払い、温室へ。

外気との温度差によるわずかな蒸し暑さと、珍しい植物に冒険心を躍らせながら、室内を下へ降りていきます。

とよな

植物園ってなんでガラス張りなんや?

ちさと

外の自然光を取り込んで植物の光合成を促したり、ガラスの光を通しつつ熱を逃がしにくい性質を利用して室内の温度を保てるからだって。

立派なサボテン。

愛嬌のある姿でおなじみの「サボテン」ですが、改めてよく見ると「過酷な砂漠で、全身をトゲで武装している」という、なかなか個性的な生き方をした植物です。

とよな

そういや、「サボテンステーキ」って料理があるらしいな。

ちさと

「ウチワサボテン」をステーキみたいに焼いて食べる料理だね。
さっぱりとした酸味があって、おいしいらしいよ。

とよな

ちょっと食べてみたいな。

あの強敵が思い浮かぶ名前。

途中、「オメガ」と呼ばれる植物がありました。

花が咲いていなかったので調べたところ、「アメリカ産のツバキ」とのこと。

小さな滝の水音に癒されます。

「水辺の植物」のコーナーもありました。

温室の中で水が流れていると、なんだか安心します。

水生生物の飼育も行っているのでしょうか。

とよな

網持ってきてガサガサしたい。

ちさと

ダメに決まってるでしょ。

ノートPCがあれば、ここで作業すると捗りそう。

温室内には休憩スペースも設置されていて、その雰囲気はまるでカフェテラスのようです。

そばにはドリンクやお菓子の自販機もあり、実際にカフェにいるような気分でくつろぐことができます。

そうだ、「年間パス(1,050円)」を買って、ここを「隠れ家」みたいにして使うのもアリかもしれませんね。

とよな

隠れ家と言えば小学生の頃、家の近所に中が空洞になってる植え込みがいくつかあって、秘密基地にして遊んどったわ!

ちさと

お菓子とか持ち込んでたよね。

緑が多い温室の中、アクセントとなって咲いていました。

「ハイビスカス」を発見!

思わず脳内にハワイの景色がよぎります……行ったことはないのですが。

鮮やかな赤い花を見ると、不思議と元気が湧いてきますね。

とよな

♪アロ~ハ~オエ~、アロ~ハ~オエ~・・・

ちさと

それ、「別れの歌」らしいよ。

とよな

♪さよなら、さよなら、さよなら~

ちさと

♪もうすぐ外は白~い冬~

野外植物園

この日は比較的暖かく、読書には最適だったのではないかと思います。

温室を出ると、ふっと視界が開け、開放感のある光景が広がります。

秋の色をまとった木々の下にはベンチが置かれ、そこでは何人もの方が心地よさそうに読書を楽しんでいました。

とよな

ピクニックとかやると楽しそうやな!

ちさと

いいね、次はお弁当持って来よう!

きれいな庭園に似合うかわいい屋台。

何やら、小ぶりの屋台が見えてきました。

とよな

売店かな?

ちさと

人はいなさそうだけどね。

こういった作品を見ると、自分も作りたくなりますね。

そこには、ボランティアの方々が手作りした作品が展示されていました。

服部緑地の自然素材を使って作られたのでしょうか。

木の実や葉を組み合わせた素朴な作品には、人のぬくもりが感じられ、思わずほっこりしてしまいました。

とよな

ネコバスと、トトロもおるで!

ちさと

どの作品からも、作った方の愛情が感じられるね!

色とりどりの道。

それでは、植物園の奥へ進んでみます。

緑や黄色、オレンジが折り重なるように広がり、目を奪われるほどの美しさです。

春や夏とはまた違う、秋ならではの落ち着いた魅力を感じます。

ベンチに座って小休止。なんかこの絶景を独り占めしているようで得した気分♪

池のほとりに色づくモミジはまさに絶景。

そばにはベンチもあり、腰を下ろしてゆっくり眺められるのですが、見とれてしばらく動けなくなってしまいました。

自然が織りなす、秋の芸術。

遠くから眺めるだけでは飽き足らず、木の下へ。

見上げた先には、曇り空のキャンバスに広がる「ドリッピングアート」のような光景がありました。

「芸術の秋」とはよく言いますが、それを自然が描き出している様には胸を打たれるばかりです。

とよな

ドリッピングアートって何や?

ちさと

キャンバスに絵の具を垂らしたり、吹きかけたりすることで描くアートのことだよ。

ハーブ園

塀に絡みついたツタが、これまた良い味を出しています。

植物園の奥には「ハーブ園」がありました。

レンガ調の塀が続く様子を見ていると、まるでファンタジーの世界に入っているような気分になります。

ちょっとした冒険心を胸に、その奥へ進んでみることに。

ややメルヘンチックな風貌の家。

ハーブ園に入ってすぐ、小さな家のような建物を見つけました。

中に棚が設置されているところを見ると、ハーブ園の管理小屋でしょうか。

入口に「ご自由にお入り下さい。」との表示があったので、お邪魔してみます。

ラベンダーっぽい、ほのかな香りが室内を包む。

ハーブの香りが漂う小屋の中には、ハーブを使った雑貨や調味料が展示されていました。

壁にはドライフラワーのクラフトが飾られています。

なんとも渋く、味わいのある雰囲気です。

ちさと

ハーブを使ったバスグッズなんてあるんだね。

夏は瑞々しい花が咲き誇りますが、今はちょっと寂しい印象を受けます。

肝心のハーブですが、この日は花の時期ではなく、ほとんど咲いていませんでした。

どうやらここでは、初夏から秋にかけて見頃で、今では少し過ぎてしまったようです。

しかしここは、可愛らしい建物とハーブ園の雰囲気が相まって、魅力のある場所に変わりありません。

かつて花嫁衣装のモデルさんが撮影しているのを目にしたこともあります。

とよな

町はずれの遺跡みたいな感じでええな!

ちさと

条件が揃えば出てくる、隠しボスとかいそうだよね。

ハーブ園を出て、帰路へ。

来た道の逆方向から帰ります。

さて、これから帰り道へと向かいます。

ハーブ園から出てすぐに見えた紅葉がめちゃ美しく、つい足を止めて写真を撮ってしまいました。

今は水が枯れていますが、このあたりは本来、小川が流れるように作られているようです。

こちらの道では、来た道と比べて爽やかさを感じました。

アップダウンのある道を進みます。

来た道とは違い、こちら側では深い緑をまとった樹木が多く見られました。

これらは「常緑樹」と呼ばれ、冬の寒さや乾燥に強いのが特徴です。

紅葉して葉を落とす「落葉樹」と違い、一度に葉が変色したり落ちたりしないため、常に緑を保っているように見えるのだとか。

ガラス張りの壁が印象的なこの建物自体もまた、趣があります。

さて、温室まで戻ってきました。

帰る前にコーヒーでも飲んで、休憩しましょう。

おっ、なんだこれは。

写真が撮れたら、インスタグラムにハッシュタグを付けて投稿だ!

素敵なアイテムを見つけたので、とよなとちさとに持たせて記念撮影。

気づけば自分もすっかり「服部緑地推し」です。

まさに植物園、てぇてぇ。

撮影のあとは、写真の奥に見える白いテーブルで缶コーヒーを飲んで一息つき、そのまま帰りました。

今日の散歩では、植物園の秋をたっぷりと楽しみました。

しかし、ここは四季ごとにまったく違う景色を見せてくれるところです。

これからも折に触れて足を運び、季節の写真を撮りながら、その魅力を皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

大阪府豊中市在住。
散歩がてら地元の魅力を発信しようと、ブログ執筆を始めました。

無理しないよう、ゆるく活動しています。

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