真夏のドラマ、幕開けの地を歩く。

今年も夏の甲子園が開幕しました!

高校野球といえば甲子園球場のイメージが強いですが、実は豊中市も高校野球と深い関わりがあります。

というのも、全国高校野球選手権大会の前身となる大会が初めて開催されたのは、実は豊中市。

今回はその歴史を今に伝える、豊中市玉井町の「高校野球発祥の地記念公園」を訪ねました。

目次

高校野球はじまりの地を訪ねる。

真夏のドラマ幕開けの地は、今や閑静な住宅地となっていました。

その一角に佇む小さな公園は、赤レンガに囲まれ、きれいに整備された姿が印象的です。

園内に立つレトロ調の街灯も、赤レンガの景観によく馴染み、どこか落ち着いた雰囲気を感じさせます。

「とよなか花いっぱい大作戦」のボードを掲げた花壇。

「とよなか花いっぱい大作戦」は市民をはじめとした豊中に関わる人々の手で町を花いっぱいにし、人が集い、笑顔あふれる豊中を目指すプロジェクトです。

その取り組みの一環として植えられた花々が、公園に彩りを添えていました。

とよな

市内の各地でやってるみたいやな!

ちさと

花壇を巡る散歩っていうのも面白いかもね。

グラウンドの記憶をたどる。

現在の全国高等学校野球選手権大会の前身にあたる「全国中等学校優勝野球大会」が、かつてこの地に存在していた「豊中グラウンド」で初めて開催されました。

この公園は、当時のグラウンドの雰囲気を感じられるようデザインされており、周囲の赤レンガはグラウンドの外壁を、園内の舗装はグラウンドの土をイメージしたものとなっています。

園内の床には、豊中グラウンド建設時の設計図が埋め込まれていました。

約2万平方メートルもの広さを誇り、当時としては日本一ともいわれる設備を備えていたこのグラウンドでは、野球はもちろん、陸上競技やサッカー、ラグビーなどさまざまなスポーツが行われていました。

そんな豊中グラウンドは、実は高校野球だけでなく、高校サッカーや高校ラグビーの全国大会発祥の地でもあるんだとか。

現在の住宅街の姿からは想像しづらいですが、かつてこの場所は日本のスポーツ史において重要な役割を担う場所だったようです。

とよな

2万平方メートルって、具体的にどれぐらいの広さなんや?

ちさと

「豊中ローズ球場」より一回り広い感じかな。

「玉井町自治会」と、「日本高等学校野球連盟」「朝日新聞社」寄贈の竣工記念プレート。

かつて球児たちの夢が始まったこの場所も、今やその役割を甲子園へ譲り、暮らしの空間へと姿を変えていきました。

グラウンドの歴史を語る展示資料。

公園の壁面には、さまざまな資料が展示されていました。

日本中が熱狂する高校野球の原点は、現在も町の片隅で静かにその歴史を伝えています。

今回の記事では、その一部を紹介したいと思います。

この壁にはかつて豊中グラウンドで使われていたレンガウォールが展示されていました。

豊中グラウンドが姿を消した今、現在の自分たちがその面影に触れることができるのも、このレンガを大切に保管してくださっている方がいたからこそ

そう思うと、長年にわたって守り伝えてくださった方々には、頭が下がる思いです。

とよな

ウチもあの時集めていたポケモンカードを残していれば・・・。

ちさと

それはちょっと違うんじゃない?

で、肝心の豊中グラウンドで使われていたレンガですが、実は写真のもっと下の方にあり、写っておりません・・・。

後日再訪して、撮りなおします。

ちさと

ランタンとプレートに気を取られて撮り損なったらしいよ。

とよな

アホやんけ。

ほかにも、竣工を記念して制作されたレリーフが飾られていました。

描かれているのは、第1回大会で行われた始球式の様子。

投手を務めているのは当時の朝日新聞社長・「村山龍平」氏で、中央に立つ二人は審判長の「荒木寅二郎」氏と、副審判長の「平岡寅之助」氏。

一番左には、鳥取中学校の「鹿田一郎」投手が描かれています。

とよな

この頃から「始球式」って文化があったんやな。

ちさと

日本初の始球式は、元内閣総理大臣の「大隈重信」さんが務めたそうだよ。
打者が空振りする通例も、この時から始まったんだって。

とよな

これ、当時のバッターのアドリブが通例になったらしいな!

他にもさまざまな資料が展示されていましたが、これらについてはまた機会を改めて別の記事で詳しくご紹介したいと思います。

発祥の地から挑む甲子園。

「真夏のドラマ」の舞台は豊中から甲子園へと移り、発祥の地は今、住宅地の小さな記念公園として球児たちの熱い青春を静かに見守っています。

しかしそんな発祥の地からは豊中の強豪、「履正社高校」が夏の甲子園へ勝ち進み、躍動しています。

かつて大会が始まった町から、今度は球児たちが甲子園に挑み、日本一を目指す。

高校野球と豊中の縁は、今もなお強く結びついているのかも知れません。

ちさと

「履正社」は数々のプロ野球選手も輩出してるよね。

とよな

ウチは阪神の「坂本誠志郎」選手推しや!

アクセス

高校野球発祥の地記念公園

所在地

大阪府豊中市玉井町3丁目

地図
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪府豊中市在住。
散歩がてら地元の魅力を発信しようと、ブログ執筆を始めました。

無理しないよう、ゆるく活動しています。

コメント

コメントする

目次